読書メモ

【読書めも】2月の9冊 「本日は、お日柄もよく」「絵はがきにされた少年」など

更新日:

2月は結構本読んだ!

と思っても、実際数えるとジャスト10冊だったり・・

ネットサーフィン(最近、この言葉きかない気がするけど死語じゃないですよね?!)

してると楽しくてつい時間がたってしまうので、

ほどほどにしようと気を付け始めているこの頃です。

時間があったら読もう~とか、勉強しよう~だと、いつまでも出来ないという。

では2月分!

1、「絵はがきにされた少年」藤原章生

ハゲワシの目の前にうずくまる、やせ細ったアフリカ人の子供の写真。


20081009-01

これを見て、何を想像しますか?

きっとこの子は紛争孤児で一人ぼっちなんだろう

この後ハゲワシに食べられてしまったなんて、ひどい人生だ

親もいないし食べ物もない・・アフリカの子はなんてかわいそうなんだ

写真をとったやつは子供を助けなかったのか?!ひどいやつだ

・・などなど。

きっと、全世界の人の反応は同じようなものだと思う。

この写真を撮ったカメラマンは、

アフリカの悲惨さをアピールし、ピューリツァ賞を受賞しました。

写真は全世界に配信され、彼は一躍有名になりましたが、

報道のモラルを問われ、自殺。

実はこの写真。

子供の近くには母親がいたし、ハゲワシは偶然舞い降りただけ。

悲惨さを切り取ったわけではなく、単なる偶然の産物に

「アフリカの悲惨さ」という化粧を施した写真だったそうです。

写真を見て、私たちは一瞬で物語を想像する。

でも、写真1枚だけじゃ真実はわからない。

わかりやすいメッセージを込めるために操作され、実態とは違うものを見ているのかもしれない。

【印象に残ったことば】

・大虐殺の原因は他人に対する無知と偏見

・子供は属している世界よりも一見汚いもの、みすぼらしいもの、貧しいもの、地味なものを好まない

2、「さいはての彼女」原田マハ

友達のお兄ちゃんおススメの本。

人生に躓いた人たちが、旅を通して新たな人生を歩み始める短編集。

「キネマの神様」同様、キャリアを積んできたのにいきなり会社をクビになる女性の話が出てきます。

未来を妄想して不安でいっぱいになることもあったけど、

私はまだまだ仕事人生短いし、20代だし、躓いても転倒しても起き上がってまた歩けるし、

一人じゃ立てなかったら誰かが助けてくれる気がする。と思わされて、別に何かあったわけじゃないけど

励まされた本。

好きな作家さんには、文体が好きな人と展開が好きな人の2種類がいます。

原田さんは後者で、泣かせにくるんだろうなぁ~!と身構えていても、

やっぱり最後は泣いてしまうという。

じわじわと涙がたまっていって、我慢できなくなる感じ。

電車の中では読まないことをおススメします笑

3、「本日は、お日柄もよく」原田マハ

またまた原田さんで、こちらは長編。

スピーチライターに興味を持ったきっかけとなる本で、2015年今のところベスト1の小説。

【好きな台詞】

困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。

3時間後の君、涙がとまっている。

24時間後の君、涙は乾いている。

2日後の君、顔を上げている。

3日後の君、歩き出している。

先日映像関係の仕事をしている友人と、何で映画を思い出すか?という話になって、

友人は「シーン」で、私は「セリフ」で と分かれました。

お互いの職業が影響していて面白かったのですが、

やっぱり本でも魅力的なセリフを書いてくれる作家さんは大好きです。

原田さんはどちらかというと、言葉の使い方が好きというよりは構成が好きな作家さんですが、

上にあげたセリフはとても心に響いて、図書館でボロボロ泣いた記憶があります。

ふつうのOLをしていた主人公が、結婚式のスピーチをきっかけにスピーチライターの女性と出会い、

どんどんスピーチの世界にはまっていくお話。

文中には主に政治家のスピーチ原稿が出てきますが、

文字だけでも何回も奮い立たされて、涙して、セリフの力、言葉のパワーってすごい!!と興奮しました。

同じ内容でも、誰がいつどう伝えるかによって

届く熱量や意味、気持ちが全然違ってくる。

それをうまく利用しているのが宣伝やPRだし、

政治家や企業の社長が話すスピーチは多くの人に届き、ジャッジされる。

でも、もっと小さなところで、1個人の普段使うことばも、実は聞く人に影響を与えているんだなと

思います。

スピーチをする機会はなくても、会社員だったらプレゼンとか、営業トーク、電話対応、

上司への打診、部下の指導。

日常で多くの人にことばを振りまいて、自分もことばをもらっています。

自分で意識している以上に、誰かの意思決定に影響を与えているかもしれないし

逆に自分で考えて決めたと思っても、実際は他人の言葉に影響されたのかも。

それってすごく怖いし、面白い。

と、ことば・コミュニケーションについて興味を持ったきっかけになる本でした。

が、単純に小説として面白いし元気が出るので、おススメです!

4、「スピーチライター 言葉で世界を変える仕事」蔭山洋介
5、「パブリックスピーキング 人を動かすコミュニケーション術」蔭山洋介

早速、日本でスピーチライターで活躍され、ドラマ「学校のカイダン」のスピーチ監修をされている

蔭山さんの本を購入。

なんと1週間後に講演会をされるというので、参加してきました。

今まで、「正しいスピーチの方法」って考えると

姿勢よく、堂々と自信を持って

大きな声で活舌よく

聴衆の目を見る

っていうイメージがすぐ出てきて、

確かにそれが出来てる人って

「スピーチできる人」に見えるんだけど、

実際その人の話が心に残ったかとか、突き動かされたかっていうと必ずしもそうでもなくて。

ぼそぼそ喋ってる人の話が強烈に響くこともあるし、

「異性を惹きつける話し方教室」とか「あなたも出来る!スピーチ講座」とか目にするたびに

えーそんなの画一化できるの?って違和感を覚えてました。

でも、蔭山さんの本を読んで講演会を聞いて、

根底にセオリーはあれど、

それぞれの話し方の特徴や、人間的魅力を最大限に生かすのがスピーチライターの仕事なんだ!と

分かって、とっても素敵だなと思いました。

実際、蔭山さんのクライアントが数名いらしてましたが

人のよさを全面に出して笑顔で喋る人

自分の意見に自信を持って、真顔ではっきりと喋る人

活舌はよくないけど、きちんと語り掛けてくれるので内容が頭に入ってくる人

と、皆さん色々で、それぞれの個性を生かして話していました。

蔭山さん自身も、マナー教室(新卒の時に会社から派遣された)の先生のように

母音と子音をはっきり発音して、いつも大きなとおる声で一言一言はっきりと・・みたいな

私が違和感を覚えてしまう喋り方ではなく。

本当は目線や声、言葉の使い方をすごく意識しているんだろうけど

聴衆には自然体でふつうに見えて、楽に聞いていられるのがすごいなあと思いました。

スピーチなんてする予定ないし!という方も、

自分の話し方を見直すきっかけになるし、

オバマ大統領の就任スピーチはどこがすごいのかとか、

AKBの指原さんのスピーチは実はとても高度だったとか、

興味をひく話がたくさん出ているので、おススメです。


6、「言葉でたたかう技術」加藤恭子

戦後まもなくして、夫婦で海外留学した筆者の奮闘記。

【印象に残ったことば】

・日本には世界一の一般人がいる

・メアリーは魔女かもしれない、を繰り返せばメアリーは魔女になってしまう

疑いの火がついた時点で、否定することが大事。

なんとなーく選んだ本だったのに、文中に母のお世話になった方が出てきて

めぐり合わせを感じた・・!

7、「歴史を動かしたプレゼン」林寧彦
プレゼン本というと、

オバマ大統領やリンカーンがお決まりで出てくるけど、

この本はコロンブスとか大黒屋太夫とか、バラエティに富んでいてよかった!

なかでも大好きな豊臣秀吉vs柴田勝家の清州会議が面白い。

著者は広告代理店で働く方のようですが、

歴史的書物を1つ1つ紐といて

自分の経験と合わせてじっくり考えたんだなあと思うと

なんだか豊かな生き方をされてるなと思いました。

8、「ぐっとくる?選ばれる新法則」安田佳生

【印象に残ったことば】

現在というのは、「やってこなかったこと」の積み重ねである

9、「大人の時間はなぜ短いのか」一川誠

よく、年をとればとるほど 時の流れを早く感じると いいますが、

それを論理的に解説してくれています。

同時に、視覚や聴覚といった機能も正確ではなく

様々な要因で実際とは違うものを見たり聞いたりしていると教えてくれてます。

最近、フェイスブックで青と黒か金と白どちらにも見えるドレスの写真がまわってましたが

同じものを認識してるはずなのに、実際の感じ方が個人によって違うというのは

面白いなと思います。

視覚や聴覚という、割とはっきりした器官でも違いがあるなら

映画や演劇、絵、小説など複雑な要素が絡まる芸術は

もっともっと一人ずつ違う感想を持つのがふつうだし、

誰かと違う感覚を持つことを恐れなくていいし、違って当たり前だと自信を持っていいんだと思いました。

10、「バイリンガルニュース mamiの文字おしゃべり」Mami

大好きなpodcast 「バイリンガルニュース」!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/bairingarunyusu-bilingual/id653415937?mt=2

Mamiさんのコラム集買っちゃいました。

Mamiさんはラジオの声やコラムでしか知らないけど、

自分の目で世界を見ようと意識している気がして、好きです。

触発されて、お湯シャンプーはじめたり

映画「アデル ブルーは熱い色」観たり とmamiワールドにはまっています~。

バイリンガルニュースは、マミとマイケルの2人 時々ゲスト で送るpodcastで、

2人が選んだニュースを基にトークが繰り広げられます。

ふつうの番組と違うのは、バイリンガル会話形式なところ。

マミは日本語で、マイケルは英語で話すので、

英語に触れたいけど、英語のみのニュース番組だとよくわかんない!!って人にもおススメです。

私は英語の勉強というよりは、いろんなニュースを知れるし、2人の会話が面白いので聞いてます。


2月は以上です!

3月はどんな本に出逢えるか~!!楽しみ。

最後まで読んでいただきありがとうございました☆

まるこ。

▼旅行ブログ・ランキングに参加しています▼


にほんブログ村 旅行ブログへ

にほんブログ村

人気記事

1

この記事を書いた理由 5月末〜6月にかけて、9泊10日イタリアひとり旅に 行ってきました。 旅行、特に海外に行くときは 色んな人のブログを読んで、行きたい場所の確認や 気をつけること、持って行った方が ...

2

日本から気軽に行けて、 小籠包やマンゴーかき氷など、美味しいものが リーズナブルに食べられて。 短い日程でも満喫できる人気の旅行地、台湾。 初めての台湾では、台北観光中心に 有名スポットの九份や淡水に ...

3

遊びで行くのは初めてのハワイ。 オアフ島では、効率よく人気スポットをまわりたい!と思い タビナカの「オアフ島周遊ツアー」に参加してきました。 Q.タビナカとは? 日本語ガイドで安心、海外ツアーの予約サ ...

4

2018年、ベトナムダナンにオープンしたホテル 「シェラトングランド・ダナンリゾート」の宿泊記です。 今回のダナン旅行のテーマ 2018年5月末に母と2人旅 ベトナム(ダナン)は初めて 観光しつつも、 ...

5

☆シンガポールの旅行記ブログはこちら☆ ついに 妄想じゃなくて ほんとに 来ちゃった!!! 【1日目】 早朝、チャンギ空港に到着           ...

-読書メモ

Copyright© まるこの妄想Trip、たまに本当 , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.