コラム

スポーツに興味なかった私が、女子駅伝に涙するまで

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うちの家はスポーツ観戦というものに本当に縁がなくて、

私は日本代表サッカー選手の名前も知らないし、勝敗の行方も興味がない。

世間ではこんなに盛り上がっている東京オリンピックだって、正直なところあんまり興奮していませんでした。

中でも興味がなかったのが、マラソン。

駅の階段を駆け上るだけでもしんどいのに、なんで何十キロも走るの?楽しいの?と、

興味ないを通り越して、謎でした。

中高生の時は、授業でマラソンがあるたびに欠席し

1回も走ったことがないというていたらく。

大学生の時は、演劇のトレーニングの一環でランニングをすることもありましたが、

ちょっと走っては歩き、また走っては歩き・・・

と、自分がやるのも苦手だし、見ても全く面白くない。

そんな位置づけでした。

だから、お正月にやってる駅伝も見た事がなくって、見ようとも思いませんでした。

ところが、先日チャリティイベントで、知的障害者の人と一緒に、皇居の周りを走ったんです。

(参照記事:知的障害者の人とチャリティイベントに参加して思ったこと



正確には、ラン&ウォークというイベントだったので、走っても歩いてもどちらでも良かったんです。

速さを競うイベントではなく、事前に申告したタイムとどれだけ誤差がないかを競う面白いもので、

走るのが苦手な私はもちろん「早歩き」のゆっくりタイムで申告していたんです。

当日の朝、同じように「走りたくないから歩く」という同僚と

「こんな短い距離でも走れないよね・・ホノルルマラソンとか参加する人ってほんとにすごい!!」

とぼやいていたのですが

なぜか、イベントが始まり、

自分のチームの第一走者の人がバトンを持ってこちらに走ってきたとき

「私も走りたい!!」

 

と思ってしまったのです。

あんなに走るの苦手で、嫌いで、興味もなかったのに。

ほんと不思議。

前日まで雨だったのに、突然気持ちよく晴れた広々とした青空とか

他の参加者が一生懸命な顔をして走っている、ちょっとかっこいい姿とか

そんな周りのものに影響されて、思わず、私もこのあったかい太陽の下を汗水垂らして走ってみたい!

と思ってしまったんです。

高校生の体育で使ってたスニーカーは、靴の底がはがれてボロボロで

会社の先輩が後ろから「その靴では走らないほうが・・」と言うのが聞こえたのですが

不思議なことに、走っていました。

皇居の第二区(竹橋スタート)は、距離は短いけど上り坂が続くので、一番つらい区と言われているそうです。

普段走ったことない私には確かにつらくて、「走るのやっぱりしんどい!無理!!」と思ったんだけど

全く知らない歩行者の人が、立ち止まって笑顔で「頑張ってくださいね~!」って声かけてくれたり

イベントのボランティアの人が、旗を振って「あと500メートル!!」とか「こっちこっちー!」って呼んでくれたり

なにこれ!超楽しい!!

という気持ちがとまらなくて、気が付いたら完走していました。

本当は、早歩きタイムで申告しているから走ったらダメなんです。

その分タイムが縮まって、申告タイムと差が出てしまうから。

でも同じチームの先輩も「思わず走っちゃったんでしょー?わかるよ!!この天気だもん!」

と笑顔で言ってくれて、なんだこのイベント、胸が熱い!

と、一人で感動しておりました。

実際走った距離は1.4kmくらいで、マラソンに比べたらすーっごく短いんだけど

ランニングさえ殆どしたことない私には結構つらくて精一杯だった・・

途中、息があがってきて、疲れてきて、「そろそろあるいとく??」って悪魔がささやきだすんだけど

「いや!ゴールまで絶対走り続けるって決めた!!」と、私の中に眠っていた天使がテンション高くわめくんです。

この悪魔くんvs天使ちゃんの闘いが、結構楽しくて。

自分の意志の強さを試されているようなそんな気持ちでした。

と、チャリティイベントで「走る」ことをエンジョイした私。

今日もいつも通りジムのマシンで歩いていると(やはり走りはしない)

テレビのチャンネルに駅伝が映りました。

今までだったら、速攻でチャンネルを変えてたと思います。

なのに、気づいたら見入っていて、最後まで夢中で見て、ジムのマシンの上で泣きかけてた。

駅伝は、8位以内に入らないとシード権(来年の駅伝の出場権)を獲得できないんです。

中には、もう絶対シード権はとれないって走る前から分かっている選手もいます。

でも、みんなただただ、一生懸命走りだすんです。

もう勝てないし、シード権ももらえないし、走って何になるの?って

昔の自分なら思ってしまった気がします。

賞もとれないし、メディアに取材もされないけど、

それでも彼女たちはひたすら走っていて、

その姿が本当に美しいなと思って、心を動かされました。

悔しいだろうし、泣きたいだろうし、じゃあなんで走るのかっていう答えは選手それぞれなんだと思うけど

一人一人の頑張る顔がとても綺麗でした。

やっぱり運動は苦手だけど、私もちょっとずつ走ってみたいかも。

と思った休日。

また見える世界が少し変わった。

まるこ

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