読書メモ

本は「うちの子」 ~世界の美しい本屋さん~

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小さい頃おとなに教わったことは、
おおきくなってからも不思議と自分の心に残っているんだなあと思います。

私は小学2年生からSAPIXという受験用の塾に通い、

ピアノやバレエの習い事もしていたので、

放課後学校の校庭で遊ぶ時間というのが殆どありませんでした。

ちょっと厳しい家庭だったので、

当時はやったファミコンもプレステも持ってなかったし、

テトリスは自分でこっそり買ったけど、1日30分まで。

テレビも見せてもらえなくって、許された娯楽は本だけでした。

一人っ子だった私は、
おうちでは遊ぶ相手がおらず、

ぬいぐるみを相手に劇をして一人で遊ぶか、

読書をするかのどちらかでした。

もともと空想が大好きだったから

お話をつくるのも、読むのもだいすきで、

小説を読み始めるとどっぷりその世界にはまり、

しばらく現実世界にはかえってこれないぐらいでした。

「思い出のマーニー」「クレヨン王国シリーズ」「はみだしっ子」「はりきりダレルシリーズ」

「エレベーターで4階へ」「ナルニア王国」「大草原の小さな家」「こまったさん」

「うさぎがくれたバレエシューズ」・・

あげるときりがないくらい、色んな世界に入り込み、自分もキャラクターになりきって

たくさんの人生を生きることができました。

小学校では図書委員会に入っていたのですが、

担当の先生がこれまた大の本好きで、

いつも私が知らない本を教えてくれました。

その時の先生から受けた教えが、
いまだに自分の中に根付いていて

しかもそれがちょっと変わっていることに最近気が付きました。

それは、
「ご本を床に置いてはいけない」ということ。

はっきりした理由は忘れてしまったんだけれど、

本はおおきな世界がつまった大切なものだから、地面に直接おいてはかわいそう。

みたいな理由だったと思います。

たまに、図書館で資料の本を床にたくさん置いて調べている人とか、

家に遊びにいったときに、じゅうたんの上に本がドサッとおいてあるのを見ると

あせります。

床の上に、ディスプレイとしておいてあるならいいのです。

そうではなくて、乱雑に床に放っておかれている時。

大切な人がないがしろにされているような、不当な扱いを受けているような、そんな気持ちになります。

私は電子書籍もたくさん買っていて、
すぐに欲しい本が手に入るし

満員電車でも気軽に読めるから大好きなんだけど

でも、やっぱり本屋さんで出逢って、
自分で手にとって選んで

おうちに連れて帰ってきた本は、格別です。

「うちの子」って感じがする。

出来ることなら素敵に本棚に飾ってあげたいし、

友達には「この本すっごく面白いんだよ!素敵なんだよ!」って自慢したくなる。

だって、こんなに小さい紙の束の中に、
おおきな、
見たこともない世界が広がっているって なんてすごいことでしょうか。

文字だけなのに、本は私たちに色んな光景を見せてくれます。

食べ物の匂いが漂ってきて、
食べたことがないような美味しい味が口の中で広がります。

大きな大砲が破裂する音も、
軒下で涼しく揺れる風鈴の微かな音も、

ぜーんぶ聴こえてきます。

主人公の女の子が初恋に敗れてさめざめと泣くシーンでは、

同じように胸がしめつけられるし

ずっと息子を探していたお母さんが、
やっと子どもに会えたときは、
本当によかったなあと安心して私も幸せになるし

文字だけなのに。

小さな本の中で、
私たちは全部を経験することが出来ます。

そんな本が、乱雑に置かれて今にも踏まれそうだったりとか

本の上に本が乗って、本棚の中でぎゅうぎゅうになっていたりとか

そんな光景を見ると、ひやっとしたり

苦しそうだな、大丈夫かなと思って直してあげたくなるんだけども

それはやっぱり一般的なことではなく、
「変わっているね」の対象になってくるらしいです。

でも、私も最初からそう思っていたわけではなくて

小学校の先生に教えてもらったから、自分の中にその常識が出来ただけで

他の人にだって、
私から見たら「変わっているね」ということはあるんだから、

別に気にしません。

本は私にとっては
友達であり、先生であり、偉大な方であり、

尊敬しているし、愛すべき可愛いものたちなので 、

やっぱり大切に保管して、「うちの子」でいることを喜んでほしいです。

最近本屋で一目ぼれして、ジャケ買いした新しい「うちの子」



「世界の美しい本屋さん」

清水 玲奈

世界中の魅力的な本屋さんを、素敵な写真で紹介してくれている本です。写真ももちろんすばらしくって、全部行って見たい!!って思うんだけれど、

それ以上に、

本屋さんの店主たちがいかにしてこのお店を始めるにいたったか、という

歴史ストーリーがすっごく面白い。

持っているだけで、幸せ。

眺めたら満ち足りて、すごく満ち足りた気持ちになる。

そんな本です。



下のリンクからも買えますが、迷った方はぜひ一度本屋さんに行って、

この本と出逢ってから、連れて帰ってあげてほしいです。

それでは、今日も最後まで読んで頂きありがとうございました!

素敵な「うちの子」がいる方は、ぜひ教えて下さい。

まるこ。

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